CTの結果


今日は先週12日に撮ったCTの結果を聴く日。
朝のバタバタで、いろんな事(この場合、マイナスな事)を考える間もなく病院に着いた。
私にはゆっくりした時間というものはないの?!と思ったりもするが、案外この忙しさのおかげで余計な事を極力考えずにすんでるのかもしれないな…。
そして番号を呼ばれる…。
中に入ると、医師は既にパソコンの画面に映し出されているCT画像を見ていた。
「肝臓も肺も新たな病巣はありませんよ。
胸骨近くのリンパ節も、縮小傾向みたいです。放射線が奏効したようですね。」
あまりにもさらっと言われたので、
「うそ、マジで?!」思わず口から出るところでした。(汗)
しかしよかったぁ!!!
やったょやった!
宇宙を味方にするとこうなるんだな!
勿論、私は再発患者なので、安易に喜ぶ事ではないのかも知れませんが…。
でも!新たな転移がないということは進行してないということ。
これはやっぱりバンザイなことです。
「がんちゃん、このままおとなしくしといてください。お願いだから…。」
今日から毎日話しかけよう…。


そして今後の治療計画について。
ハーセプチンはやったほうがいいとして…抗がん剤は、明らかなターゲットがないうちは、やめておきましょう。抗がん剤はどの薬剤を使うにしても、それなりの副作用があるからね。う〜ん…今は、ここで内分泌療法に切り替えてみましょう。タモキシフェンは前飲んだことあるよね?」
「はい。術後化学療法の後に…。リュープリン注とノルバデックスを。」
「そうか…。じゃあゾラデックスにしましょう。それと、タスオミンね。あ、タスオミンはノルバデックスと同様の薬です。」
そして提示されたのが、
1、ハーセプチン(分子標的薬)毎週投与。
2、月一回のゾラデックス。(女性ホルモンであるエストロゲンの作用を抑制してがんの増殖を抑える。お腹に皮下注射する徐放性のデポ剤)
3、月一回のゾメタ(骨吸収抑制剤。骨転移治療薬)
4、タスオミン(抗エストロゲン剤)内服。
これで、今後のレジメンが決定しました。
三ヶ月後、(その間何か症状が出た場合はその都度)経過を診る為のCTを撮ることになります。


しかしながら、薬だから仕方ないことなのですが、内分泌療法も、それなりの副作用はあります。私はかなりきつかった。
以前、ノルバデックスを飲んでた時は、激太りしました。8kgも…。私はもともとがガリなので、それでも標準体重なのですが、自分の中ではあり得ないことです。しかも、太る場所が顔、二の腕、腹回り、お尻、太もも。どうです?女性の皆さん。嫌でしょ?
そこに8kg付くと考えると…どうなるかおわかりですね…?
デニムなど、全く入らなくなり、うんざりでした。
に加え、手のこわばり。肩凝り。関節の痛み。毎朝、もぎ取りたくなる程の腕の痛みで目が覚める。朝起きた時は、体中が痛くて、動けず、まるでロボットが歩いてるみたい。
体中がオイル切れの機械みたくギシギシして、痛くてたまらない。
そして鬱。イライラして、そんなに言わなくてもいいやろ…って自分でも解っているのに、ちょっとしたことで怒鳴り散らし…。
と同時に号泣している。自分自身でも、どうしてこうなるのかが解らない。感情のコントロールが出来なくて、自分が自分でないように感じる……。
抗がん剤でも似たような症状はあります。
身体的には抗がん剤のほうが辛いかもしれないけど…。ノルバデックスの副作用があまりに強かったので、次に行ったホルモン療法ではフェアストンに変えました。すると副作用は治まり…。やっぱり薬って凄いよな。
医師に、タモキシフェンの副作用がこの様にひどかった事を告げると、
「ホルモン療法は、副作用が出たほうが効いているともいわれてるんです。以前やってからもう五年近くでしょ?もしかしたら体質変わってるかも知れないし。ま、副作用出た時は出た時で、その時また考えましょ。」
………うん。なるほど…。何だか納得。
ある意味前向き。プラス思考。いいかも!
と言う訳で、レジメン決定!
内分泌療法始まります。


心新たに…頑張ります!!!