BIG BEAT


またまた雨の週末になりそうです。しかしよく降るなぁ…
こんな雨の日は…
過去の回想に耽ってしまうのは私だけでしょうか…


私の住む町には昔、BIG BEATというレコード屋がありました。
タワレコのようなのではなく、所謂、輸入盤がほとんどのショップです。
古いビルの二階。煙草とレコードの匂い…ライヴハウスの楽屋のような怪し気な雰囲気…。
初めての人はちょっと入りづらい。中に入っても、よほど知り合いでないかぎり、話しかけられることはない。
ここの店主、古川氏は長髪(と言ってもロン毛な訳ではないが)で、寡黙な人。だがしかし、シャイなだけで音楽の話になると、とたんにキラリンとなり…でも、ただ饒舌になられるのではなく、やはり寡黙なのだ。あくまでも周りの話を聴きながら、ふっと核心に触れられるような…ほんとうに素敵な方だった。
大人になってからは、呑みながらいろんな音楽の話をした。その場にいた人はみんな興奮気味で、彼の話に聴きいるのだ。しかもそのマニアックさと言おうものなら右に出る人はいないのではなかろうかと思える人だった。
とくに60’sビートにかけては。
初めて行ったのはいろんな音楽やバンドに興味を持ち出した中学生の頃。高校時代は常連になっていた。もちろん夫もその中のひとりだ。
いろんなバンドの曲を聴き、そのルーツを辿っていると、必ずやコレ、なんて曲だっけ?となる。
そこで古川氏登場なのだ。彼には知らない曲はない。
一度、曲名も、バンド名もわからない曲を、彼の前で口ずさみ、「古川さん、コレ、何だっけ…?」すかさず、「あぁ、それは○○○よ」
うそっ!?その時の感激たるや…発狂しそうだった。


コノヒトナニモノ!?


Led Zeppelinにハマり出した時、手にしたJAMES PATRIC PAGE SessionMan Volume1のCD。Volume2はその時なく、
「タカコさん、私の譲りますょ」
なんと!いただいてしまった!!!

今でも大切にしている。
彼のカタミになってしまったCD。
横浜に行ってから、闘病されていたことすら知らなかった。
亡くなられたのを聞いた時は夫も私も驚愕………
早すぎる死。
私たちの師だった方の…
もっともっといろんな話したかったな…
天国でもマニアックなレコード回してるんだろな。
煙草ふかしながら…



STRANGE DAYS
欠かせない一枚



先日、夫がDJした時、着て行ったエドワードジャケット
ここまでコテコテを着ても単なるロカビリアンにならないところはさすがだと思う
だがしかし…
出かける夫を見た娘から出たひとこと
「わ〜〜〜パパ、スーパーマンみた〜い♪」
確かに(激笑!)
エドワードジャケットも娘にしてみれば赤と青でスーパーマン