辛い時間

母の家の片付けに行って来ました。
午前中からお迎えまで、ほぼ一日中…
入院して7ヶ月余り。ちょこちょこやってはいたのだけど、あまりまとめて時間がとれないのと、すぐに疲れてしまうのとで思うように捗らず…。それに、最中にアルバムやなんかを見始めたらもうだめ。
洋服や、お皿、お鍋なんかにいたるまで、見てると元気だった頃の母の面影ばかりが浮かんで来、片付けながら号泣…
見かねた従姉妹が、「手伝うから」と言ってくれ、一緒にやってくれた。
「これはどうする?」
「あ…一応とっとこうかな…」としか言わない私に、
「たきょ、(従姉妹は私をこう呼ぶ)気持ちは分かるけど、思い切らないと前に進めないよ…」と。。。
「でも、ほんとに○○叔母ちゃんはたきょのことしか考えてなかったんだょね。私が会った時もたきょのことよろしく頼むよ、従姉妹やけん、ずっと仲ようしていってねっていつもいつも言ってたょ」って…。


お母さん…
お母さん…


ずっと一緒にいてあげられなくてごめんね…
女手一つで私を育ててくれ、両親も看取った。強くて、でも、人一倍寂しがりやな母。
どんなに寂しかったことか…。不安だったことか…。


片付けはまだまだ続く。
悲しいけど、どんなに辛くても、少しでも身軽にしてあげて、生きやすくしてあげることも、娘である私に課せられたことだと思う。




15日は神社のお祭りだった。
毎年よどには子供達を連れて行ってたのだけど、今年は行けなかった。
母もいつも行っていた。催しのステージを眺める母を見つけ、
「お母さん!」
って声をかける。
「あら!来たね〜」
振り向く母の笑顔が浮かんで…
知る由も無かった。
一年後、こんなことになるなんて…。
お参りには毎日行ってる神社なのに、よどにはどうしても行くことが出来なかった…。



友人が借してくれた本。漫画で、さらっと読めます。泣き笑い…
あぁ、母は今も私にいろんなことを教えてくれている…と思いました。

「母ちゃん、いろいろ忘れてよかよ。
忘れてよかけん、生きとかんば」
作者、岡野雄一さんの言葉……胸に響きます。。。







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