いまさらの思い


秋が深くなりつつある季節に葉の色が変化していくのを見る度に、その美しさに我を忘れることがあります。葉は黄色から非常に鮮烈な赤になって行く。
しかし、思えば、秋の景色には、良く見ると様々な微妙な色合い、無限とも言える色合いがあります。もっとも秋を感じるのは、実は鮮烈な色というよりは、むしろある色から別の色に徐々に変化していく、そのグラデーションの中間地帯にこそあるのかもしれません。
秋の青空が徐々に金色に変化していく中に繁る木々の揺れ。時間の経過としての表現としての中間色のグラデーション、それを描く事で、変化の激しい秋の季節感を感じさせる、そんな表現にしたいと考えました。 釘町彰






十月に入りました。
ついこの間まで、夕暮れの中で鳴くひぐらしの声が聴けたのに…
今夜、お風呂上がりに窓を閉めようとしたら、鈴虫の小さな鳴き声が聴こえた。
こうして季節と命は巡って行くのですね…。



腫瘍マーカー急上昇の結果から五日が過ぎた。
落ち込んだり、いや、こんなことではいけない。ここからが始まりなんだと奮い立ったり…ぐるぐると気持ちの変化がありました。
もちろん、これからの治療を頑張らねば!という思いなんだけど、その傍ら、


死ぬまで治療を続けなければならない


と思うと、「もう嫌だ…何もしたくない。キツくてたまらないのも、髪が抜けるのも、もう何もかも嫌だ」という気持ちがどーんと覆いかぶさる。

エンドレスな薬の投与。
術後化学療法との違いはここにある。終わりが無い、ということ。再発した時点で、それは分かり切ったことなのに。
今更ながら、こんな思いが過る自分にまた苛々したり。



12日にCTの結果を聞いたら肝がすわるのかも知れません。
どんな結果であろうと、受け止めて、前に進まねばなりません。
それが生きるということなのだと心に言いきかせています。


これから秋は予定がびっしり。
こなせるのか!?
いや、絶対こなしてみせる!
そのための心のパワーUPと段取りに全力を注ぎます!





明日から一泊で、ちぐ、【九州地区聾学校体育・文化連盟長崎大会】に行きます。昨日、浣腸時、お腹の調子が悪かったので、心配なんだけど、今日はちょっと良くなっていて、食欲もあるので、大丈夫かな。
先生やお友達と楽しんで、きっと頑張ってやり遂げてくれるはず!
さ!明日の準備しなくちゃ。








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