弱い私

26日は母の誕生日。
娘と2人、会いに行った。
ショートケーキとプレゼントの洋服と、娘が書いた手紙を持って…
母が倒れて救急車で運ばれて一年が過ぎた。
最初に運ばれた病院の検査で頭に腫瘍が見つかった。良性とはいえ、脳幹に近い場所にあるため、大きくなると命にかかわる。軽い認知症も出て来ていて薬の調整に長い時間がかかった。
今は以前の母とほぼ変わらないまでに会話は出来るようになったのだけど、物忘れがひどく、もう以前のように一人暮らしはさせられない。
話していても、ついさっきのことを忘れる。
寂しがりやで独りでいることを嫌う母は、看護師さんや患者さん達と一緒で、寂しくはないよと言い、院内での好きなカラオケや、生活にはすっかり慣れているように見える。
けれど、私が会いに行くと、「一緒に帰る」と荷物を全てまとめ出す母。でも、どこに住んでいたかは思い出せないと言う。

帰る時はいつも母が病室に荷物をまとめに行ってる間か、看護師さんに引き止められるか、、、





ショートケーキのろうそくに火をつけ、吹き消す母。娘が書いた手紙も喜んでくれて…
でも、母の中には一緒に帰ることしかなく、ものすごい早さでケーキを食べて部屋に荷物を取りに行ってしまった。



そしていつも私を見ながら言うこと
「えらいきつかごとしとるよ。お母さんが手伝いに来てやるよ。なんでんしてやるけんね」





そんな母を見るのが辛くて、なかなか会いに行けない。。
ほんとはもっと、ずっと一緒にいたいのに…
「自分」が辛いのが耐えられないのか?
そしてここでも病気になったことを悔やむ私がいる。



フランクルの言うことと全く逆ではないか…




弱い自分が心底嫌になる…










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