ずっとそばにいるよ。。。 - 明日に架ける橋〜がんと私…今ここ日記〜

娘が10歳になりました。

次男の出産の時は救急で運ばれ、離ればなれになり、それからはもうがむしゃらだったし、上の子2人が男の子ということもあってか、3度目の出産とは言え全てが新鮮だった。

そして、「3人目ってこうなんだょね〜」と聞いていた通り、とにかく楽なのだった。
泣かない、ぐずらない、よく寝る。
天真爛漫で好き嫌いすら無く、すくすくと大きくなって行った。

そんな中で2歳になったばかりの時、私のがんが発覚。
細胞診をしているベッドの足元でチュパチュパしながらまぁるくなって寝ていた娘。

「今、私がどうにかなる（死ぬ）訳にはいかないんです！」

と泣きながら主治医に訴えた。

私の子育て（特に娘）は自らの闘病と共にあったと言っても過言では無い。
でも、不思議とそんな気がしない。
もちろん、脱毛や苦しい副作用や治療と日常の段取りの繰り返しで気が変になりそうなくらい苛々していた時もあった。
でも、普通に日常を過ごせたこと…そのことに感謝せずにはいられない。

そして今…
普通に歩けないし、体力的にも今までのようにはいかない。
でも、こうして今日という日を一緒に過ごす事が出来た。
「おはよう」
「いってらっしゃい」
「おかえりー」
たまには
「ほら、もう、ちゃんと片付けてょ」
「いつまでテレビ見てるの？」
なんて叱言を言いつつも。
一緒に食べて、話して、笑って…
「おやすみ…ゆっくりね」
って言えることの幸せ。

明日は来る。
そう、明日は来るんだょ。

細くて綱渡り状態でもいいから、生きて生きて…
そして

『ムスメ、思春期に突入！』

なんて（笑）タイトルの日記を書く！

そうやって気付いたら、娘との約束

「ママ、りーちゃんが赤ちゃん産む時はずっとお手て握っててね。ママに1番に抱っこしてもらうんだから」

が守れたら…いいなぁ…