うまのチケット


最近、掃除をする時とかに、いたるところに落ちてるんです。
これが…。

いったい何だろ?気になっていたところ、夕食前やなんかに長男と娘の会話に出て来ました。
長男「ね〜、今からグレイのご飯あげるけん、その間散歩させてょ。」
娘「嫌だ。寒いもん。」
長男「あ〜、じゃあうまのチケットなしね。」
娘「え〜っ、嫌だ〜!分かった、するょ…。」
ん?今、うまのチケットって言わなかった?それ、なに?
「内緒。ママには教えない。」とはじめは教えてくれず…。
何〜?気になるやん!
少しして、やっと教えてくれました。
最近、娘の学校の体育の時間に跳び箱があってる模様。それで、兄がうま役になり、跳ぶ練習をしていたのです。その練習をどうやらチケット制にしてやってたみたい。あと一つは兄が上半身暴れまくり、その間、振り落とされないように背中にしがみ付く、というもの。謎が解けた。
ぷぷっ、でも、なんかめちゃめちゃ笑ってしまいました。
いいな〜〜、なんて楽しそう…。
きょうだいっていいな…。
あんまり考えた事なかったんだけど、こんなの見てたら、あ〜、なんか羨ましいなぁ…って思っちゃう。



そして今日。
娘が息せききらせて帰って来た。
「ママ、見て、ママ!!!」
娘が大切に握りしめてたのはこれ。

「お!ちいちゃくてかわいいね〜!これは何〜?」
「ねずみの小判! じゃ、桜子ちゃんと遊んで来るね〜。あっ、捨てちゃダメだからね!」
で、帰って来ると、また小判が増えていました。どうやら桜子ちゃんちのお庭に落ちてるみたい。何かの実なのかなぁ?種かな?
この二人…なかなか面白い。
宿題の中で、「くまさん」と呼んでる日記(その日の出来事を書き、先生が返事を書いてくれる)があるのですが…
ある日のくまさんより〜
「きょう、さくらこちゃんといっしょにふねでたびをするごっこをしました。(この後長々と続くので以下略)…」
以前、「王様と和尚様ごっこ」なんていうのもありました。
桜子ちゃんママ情報によると、「王様は冠をはずして髪を洗い、和尚様は洗わなくていい。」と自慢気に話してたとか…。(笑)
う〜ん!いいぞ〜!
子供ってみーんなが空想の世界を持ってる。
そんな中にいる時は、みんなキラキラした眼をしている。今の大人たちだって、かつてはみんなそうだたはず。
それがどうしてこんなくだらない世の中になってしまったんでしょうね?
試験や学歴や…単なるものを覚える記憶力重視だけの世界に。
生きて行く為に、いちばん必要なことは子供たちのほうが知ってるのかもしれない。
この小さくて、可憐でそれでいて野の花のようにたくましい子供たちの芽を摘み取っちゃいけない!


うまのチケットとねずみの小判から、そんなこんなを考えたのでした…。