気づき

寒い一日だった。
雪の舞う夕方、長男を耳鼻科に連れて行った。元々、アレルギー性鼻炎がある上、風邪などが引がねになると、一気に悪化。微熱があったり、だるかったりで、ちょっとキツそうなので、病院行かないとな…と思ってた矢先、娘のインフル騒動で行けず…。平日は帰りが遅いので、やっと今日時間がとれた。
ところが受付で名前を書いてると、「スミマセン、まだ27人いらっしゃるので、二時間以上お待たせしますが…。」
「…は??……あ、じゃあやめます。」
今日はやめた。う〜ん…、いつ行こうか。また段取らないとな…。
(せっかく来たのに。電話して混んでるか聞けばよかった…)と、一瞬考えてしまったが、すぐに振りはらった。
舞う粉雪も綺麗だったし、ちょっとだけだけど、長男と二人の時間も過ごせた。




「愉」
毎日の中の
小さなたくさんのことを
こういう風に愉しんでいく




友人から贈られた武田 双雲氏の本の中の一節。
私は愉しんでいるかな…
冷静に考えてみれば、たいしたことでもない事で眉間に皺を寄せてはいないかな…
ほんの些細な、それでいて大切なことを見過ごしてるんじゃないのかな…


病むのもなかなか悪くない
そう思える日が来るのかな…





気付くこと…




淡々と過ぎて行く毎日の中で…
例えば病院のパーキングで。料金を払う時、「お疲れ様でした。」と一台一台に声をかけられる整備員の方。
寒さの中、ずっと外なのに。
お疲れ様を言うのは私のほうです。
ほんのひとことで
すさんだ心が救われる時がある。
そんなひとことを私も忘れないでいたいと思う。
自分のひとことが、誰かの心に、まるで春の窓辺をそよぐ風のように響く…。
あたたかく。まぁるく。
そして、それはその人の心の中の何処かにずうっと「在る」のだろう。
永遠というものが存在するのならば、
つまり、そういうことなのかも知れない…。