私の中の漢方とは

昨日は、先進漢方精神外来の受診日。


待ち時間に小児科にも行き、次男の薬を処方してもらった。ずっと鼻の調子が良くないので、診ていただきたいのだけど、鼻やら目やらは絶対診せてくれない。何度先生を蹴ったことか…。点滴の時は、泣きながらも観念したかのように耐えてるけど、首から上はやっぱり怖いみたい。
今日は次男の主治医、牛島先生とお話出来ました。最近の次男の様子、こだわりのある次男の薬をどのように替えて行くか、を検討してくれたり、はたまた「お母さん、治療どう?」母の具合まで聞いて下さる気さくな先生だ。子供の体についての医師との対話は母親の心の安定にも繋がる。
やはり大切なのは、どの科であっても、コミュニケーションだということか。


そして、漢方外来へ。
瞼の浮腫みのこともあり、今回は舌やお腹の診察もありました。私のおおもとのがんに対して診断を下すのは、外科医がCTやMRIやPETや骨シンチグラフィなどの画像を見てから。医師が触診することなどほとんど無いに等しい。
けれども、恵紙先生や齋藤先生は、よく「手当て」をされる。
子どもだった頃、病院へ行くと、聴診器での診察の後、お腹を押えて診られた。医師から触れられただけで、何だかホッとして、もう治ったかのような思いがしたものだ。
あの時の感覚に似ている。
これが、帯津 良一先生(ホリスティック医学入門著者,医学博士)言われるところの所謂「場」を診るということだろうか。
処方は、いつもの補中益気湯、半夏厚朴湯、抑肝散加陳皮半夏、に加え、真武湯が加わった。補中益気湯は、次男も飲んでる漢方薬です。食欲不振を改善する作用もあり、体力のない私にはぴったり。半夏厚朴湯、抑肝散加陳皮半夏を飲むようになって、あんなに辛かった治療による副作用であるイライラや強い不安感も、和らいで来たように感じる。恰も即効性のある薬のような感じではなく、ふと気がついてみたら、「あれ?そう言えば最近あんな思いしないな…。」という感じ。この「感じる」ところがとても自分に合っている、と思う。
そしてまた宇宙の話に…。
これでまた一気にテンション上がりました!
病院に行ってテンション上がるなんて、普通は考えられない。でも、恵紙先生とは、
「あり得ないことがあり得る」
話をよくします。そして、とっても元気になるのです。
人の「生や死」を考えることが出来る医療を受ける事が出来ることに深い喜びを感じ、そしてそのような医師に出会えたこと……。
感謝しています。


この出会いはがんになったが故の出会いか…!?
そう考えると…
う〜ん…がんにも感謝しないとな…。