娘からの手紙


朝、目が覚めた時。
あぁ…今日もちゃんと生きてる…
ありがとうございます…と思う。



神社で御参りをする時。
今日も無事に一日を過ごさせていただき、ありがとうございます…と言う。



ごはんを食べる時。
美味しい〜と思える。
なんて幸せなことだろう…。



それらにいつ終わりが来るかなんて、誰にもわからない。
ほんとうに…
この世にあたりまえのことなんて、ひとつたりとも無い。



週末。
私が買い物や片付けなどで次男に目が届かない時は次男は夫の部屋でゲームの画面を見ている。
う〜ん………何だかなぁ………



長男も一日の大半はPSPにかじりついている。
友達と遊ぶ時も、それぞれのゲーム機を見てるのみ。
今の子ってほとんどこうなんかな?
何だか、いろんな感情が「無」になってしまいそうで、何だか怖い気がする。


人間の意識の中で最も大切なものはアニミズムではないかと思う。
今のような現状で、その心は育まれるのか?
危機感さえ感じてしまう。





お風呂が遅くなった。
眠たくなった娘は、私より先にお風呂から出た。
私が部屋に戻ると、もう布団に入り、夢の中だった。
ふとテーブルを見ると……ん……?

娘からのお手紙の本が置いてありました。
最近、「お届け物で〜す」なんて言って、
巻物の手紙をくれたりします。(金さんで巻物の手紙を見たからか?笑)
今日は本のお手紙で、開くと本にはこう綴ってありました。



ママへ

ママ、いつもおいしいごはんやいえのこと、いろんなことをしてくれて ありがとう。
ママはりーちゃんのたからものだよ。
ママ、きょう一日ありがとう。
ママ、きょう一日がんばったから早くねて、ゆっくりしてね。
ママ、あしたもがんばってね。あしたもてつだってあげるからね。
ママのびょうきがなおりますように。
ママがいつまでもながいきできますように。
ママ大すき。



あぁ………。泣
あたし………
生きなきゃ生きなきゃ生きなきゃ!!!