My Birthbay


この一週間。
ほとんど病気の事は考えなかった。
自分でも不思議なくらいに。
以前は検査をするたび結果を聴くまでは針の筵にいるみたいだった。私も少しは成長したのかな?と言うか、考えてもどうしようも無いことは、考えても疲れるだけだし、悩んでも、ほとんどマイナスな方に傾いて行くだけだ。プラスの方にはまず向かない。
ならば考えるのを止めるしかない。
いとも簡単な結論でしょ。簡単じゃない時もあるんですけどね、たまには(^^;;


今日は、肝エコーの検査日。
先週、主治医は学会でお会いしてないのだが、看護師さんに頼んで予約を入れてもらっていた。
本来なら、主治医にオーダー出してもらうのでしょうが。
でも、先々週の話では、肝臓は次回のCTでやね。って感じだったし…。そんなのとてもじゃないけど待てない。どう考えても気になるでしょ〜。ここのとこの怠さ、疲れやすさもあるし、前回のCEA腫瘍マーカー)もほんのちょっとだけど上昇してたし(正常値5までのところ、6、3)。

で、本日。朝、絶食で、治療の前にエコー。
若い女性の技師さんだったのだけど、えらく念入りに診てらして、途中「ちょっとお待ちくださいね」と出て行かれ、ベテランらしき技師さん登場。二人して真剣に画面に見入り、何やらヒソヒソ。
う〜ん…ちょっと不安が過る。
主治医の診察のころにはすでにお昼を過ぎていた。
挨拶をし、椅子に座るやいなや
「肝臓は問題ないよ」
「え?ほんとに!?」
はぁ……………良かったぁぁぁ……………………!
「それから先週の骨シンチやけど…これも、前回放射線した胸骨と仙骨、それと右足の脛骨(ここは以前生検で良性と判明)だけ反応あるけど、新たな転移はないよ」
「!!!!!」
あぁ……………………良かった。
扉を開けたら、また道がある。そんな光景が浮かんだ。
そして、今後の治療の話になり…
今、ホルモン療法にとても良く反応している。
出来るだけ、このままホルモン療法でいきましょう。
抗がん剤は副作用も強いし、明らかなターゲットがない限り、使いません。
そのようなことを言われた。
一つ変更になったことは、経口薬タスオミンが、フェマーラに変更になったこと。この薬はアロマターゼ阻害薬で、閉経後の乳がんのホルモン療法に使われる薬だ。今の私の状態がゾラデックスやタスオミン、更に長年の抗がん剤により、閉経状態になっているのだ。しかし、年齢がまだ若いので、また生理が戻る場合がある。
その時は、またタスオミンに変更します。とのことだった。
今、タスオミンが良く効いていて、うまくコントロール出来ている、それでもフェマーラに変更した方が良いのですか?とお尋ねしました。すると、

フェマーラの方がより強力に作用する。

閉経状態になってるということはこの薬が使えるということだよ。と主治医。
喜んでいいことなの…?
一瞬過ったが、すぐに納得した。
紛れもなく喜んでいいことなのだ!悪くなってないんだから!!!
この年齢で、閉経状態というのはちょっと複雑な気持ちだけれど、それがどうしたというの?考えてみれば、抗がん剤を使わなくてもいいのだ。こんなにありがたいことはないじゃないか!
改めて、あぁ…私には薬をやめられる時は来ないんだとは思ったけれど。
仕方ない。
生きて行くためには。
新しい薬になったので、しばらくは経過観察も必要です。
この薬は副作用として、従来のホルモン剤の副作用に加え、骨粗鬆症が起きることがあるらしい。
今日は、ハーセプチン点滴の後、骨塩定量(骨密度)の検査もした。

しかし良かった…
実は。
今日は私の誕生日。
娘がお手紙と、手作りのストラップ、そして、
Happy Birthday to youをピアノで弾いてくれた。


幸せでした。
こんな日が…ずっとずっと続きますように……
それだけを願っています。
ありがとう、りーちゃん。
ありがとう、みんな…
ありがとう、すべてのことに…
そして、
ありがとう、みなさん。


ケーキはちぐも大好きなチーズケーキにしました


娘からのお手紙にはビッシリ…


裏にはみんなの絵が…♡