「いる」ということ


雨の週末でした。
それにしてもよく降ったなぁ…
これだけの雨をためこむプールがあるとしたら、どれ位の大きさなんだろ?いや、そんなのないな。
激しく打ち付ける雨音を聴きながらぼぅっと考えた。



震災から三ヶ月、叔父の死から一ヶ月が過ぎた。
思い出の中の、あの日あの時。そこにいた人がいなくなる。
時は過ぎても、心の中の時間は止まったまま………



古い写真が出て来た。
七夕飾りを囲み、私は今の娘と同じか、一つ下くらい。
みんなそれは楽しそうに笑ってる。
でも、祖父毋、父、叔父…今は天国にいる。
会いたくても、会えない。
でも、ふと、すぐそこに。
ほら、すぐそばに、いるような…
いつも微笑みながら、私を見てくれてるような…
そんな気配がする時がある。
現象としての生から、永遠の生へ…
あぁ、そうか、私が感じさえするならば、みんなすぐそばにいてくれてる。
忘れずに、ふとした時にいつも想っているならば…