『力』


以前、書かせて頂いた西日本新聞のコラム、「生きてる…」の18回、(顔を上げて空を見る)に登場した横浜の友人。彼女は私と同じく、今も進行性の乳がんと共に日々を、自分らしい生き方を追求し、突き進んでいる。その彼女との最近のメールの一部。
私…「そうやんね!!自ら↓↓↓を引き寄せちゃダメだょね!!!
絶対主治医を唸らせてやる!!!なんかさ、主治医の言葉の裏に、「再発がんは完治はしない」っていうのをいつも感じるんだょね。そんなの私が覆してやる!!!!!」
彼女…「そうだよ!!!!!!なんで再発がんは完治しないの?がんは私の細胞よ!!!がんは不治の病でしょ?誰も知らないなら決めつけないで!私は治るわよ。くらいに思う気持ちががんを動かす。でも、主治医に嫌な気持ちを持つとまた変なエネルギーを使うから、仕方ないね、医者はそう言うしかないのよね〜と思いましょ〜」
ふふふ………いつもながら凄いですょ。このパワー。私ら2人、ひとたびTELしようものなら平気で四時間くらい話しちゃう。真夜中、異様な盛り上がりでテンション上がりまくりながん患者…。初めはお互いのがんの話してても、そのうち、生命のエネルギーだの、宇宙だの。そういう話に必ずなっちゃう。でも、これ、ちっともオカシイことじゃないんだょね。だって、がんってそういう病気。全然大丈夫って人が、あっけなく亡くなったり、余命三ヶ月を告知された人が生き続けて、しまいにはがんが消えちゃったり。
不思議………
だって、元はと言えば自分の細胞なんだもんね。外から入って来たウイルスやなんかとは違ってさ。
いろんなことに対して、驚くほど同じ考えの私たち。
でも、違うところが一つだけある。
「生きる!」という思いの裏に、「死」についても考えてしまう私。もし自分がいなくなったとしても、その後の子どもたちのこととかちゃんと段取りをつけておかなくちゃ。それから例えば自分のセレモニーのことも、出来ることなら一から十まで計画しておきたいタイプ。曲とかね…。全く私らしくない曲やらかけられようものなら……考えただけでもゲンナリ
でも、彼女は違う。「生きること」しか考えちゃダメだと言う。ほ〜ら、治ったでしょ。って言うイメージ。この世の中のものは全てエネルギーで出来てる。がんを動かしてくれるのも…薬を効くようにしてくれるのも…命も…全て生命エネルギーだと。

ふ〜〜〜
自分では、(こんながん患者いるやろか〜?)ってほどな毎日を過ごしていますが…。
でも、彼女の域には達してないのかも知れません。と言うか、ここまで来ても、いまだ日々を生きる(毎日を完了する)のに精一杯なのです。自分に余裕…ゆとりがない。
いかんいかん………
分かってるんなら、即、実行しないとな………




そして、彼女。
書道家武田双雲氏のトークショーに行って以来、友好が続いている模様。
双雲氏と言えば、24時間TVのテーマ「力」
TV嫌いな私。普段はあまり見ないのに、昨日からはずーっと見てました(^^;;
ところどころでウルウルになりつつ…(T . T)
しかしながら私。
若きし頃は好きじゃなかったんだょね、24時間TV。
結局偽善やん。とか思ってた。ボランティアなんかも嫌いだった。
病気の人のこと、障がいのある人のこと…。
なってもない人に、その人の辛さ、何がわかるん?なんて思ってた。
でも、母となり、障がいのある子の親となり、自分もがんになり…
今、思うこと。
私たちに出来ることって、
《添う》
ことなんじゃないのかなって。
共に考えて、共に生きて、寄り添うことなんじゃないのかなって。
そう思うんだょね。
………う〜ん、これもなんかちょっとニュアンス違う気するなぁ……
文字にするって難しい………。





横浜の友人が送ってくれた写真




♥いつも「ここ」へ来て下さりありがとうございます。
ブログ村乳がんランキングに参加して見ました。ジジの下のピンクのボタン、一日、1クリック、よろしくお願いしますm(_ _)m
ぽちっと♥