「眠る、食べる、排泄する」がちゃんと出来ているか?


ちょっと考えてみました。
私は今、がんと共に生きている。自分の人生のPROGRAMではこんなに早くがんになるとは予測していなかった。意識はしてたけど(がんのことを)。ちょっと早すぎだょ…。
いろんなおもいはあれど、なってしまったからには、しかも再発となると、一生がんと共に生きる覚悟が必要だ。
で、ふと思った。
人間、生きる基本は「眠る、食べる、排泄する」ことだと思うが、がん患者は、健康な人にとってはごくあたりまえな、このどれもがままならなくなる。
まず「眠る」
がんになると、始めっから
「よし!前向きに頑張るぞ!」
なんて思いだけの人はまずいないだろう。(もしいらっしゃるのならお会いしてみたいものです)みんな少なからず、自分の命の時間はどれくらいなんだろうか?とか、生きるとはどういうことなのか?とか、死ぬとはどういうことなのか?とか、まぁそんなこんなをいろいろ考える。そうすると、まず眠れなくなる。抗がん剤を使う時は一緒にステロイドも投与されることがあるが、眠れない上に、その副作用でさらに目がギラギラとなり、眠剤(私はマイスリー)を使わないと眠れない。
始めは眠剤を使うと、飲まないと眠れなくなるんじゃないかと不安もあったのだけど、眠らない方が体に悪い。眠れんといたらんことまで考えるしね。なので今では毎晩飲んでいる(量の調整はしてるけど)。
次、「食べる」
これもダメ。抗がん剤を投与して何日間かは何とも言いようのない気分で食べたくても食べれず…とにかく水がまずい。だがしかし、これもステロイドのせいか?ある期間を過ぎると逆にいつもより食欲出たり。でも味覚障害が出てる故、味も何もしないのだけど。臭いはするんだけど味はしない。へんなの…
それから「排泄」
抗がん剤治療中は便秘か下痢になる。私の場合はひどい便秘。酸化マグネシウム(カマグ)を処方してもらっていたが、それでもダメな時は、ラキソベロンとかプルセニドとか。

抗がん剤を使っていない今はそのような症状はないのだけど、でも、体力的には今のほうがない気がする。そりやそうだ。健康な人でさえ、歳をとるにつれ、年々体力の衰えを感じるだろう。がんになるとその衰え方が尋常じゃなく早い感じ。
抗がん剤を使ってなくても、ホルモン剤の副作用も酷い。これは精神的にもずっしりと重くのしかかる感じだ。


はぁ………。
なーんともない体ってどんなだったんやろ………。


しかし!
この先の人生はずっとこの体なんだもんね。
どうにかうまくやって行かないと。
主治医、齋藤先生、恵紙先生、篠崎先生、みなさんおっしゃる。

『治療を続けられる体力がいちばん大切』だって。

そう。
全ては私の体力にかかっている。
ずっと治療を続けられる体力を保てられるかどうか?
とにかく体力つけなきゃ。

寝不足→きつい→食欲無い→食べれないと余計きつい。の悪循環にならんようにしないとな……。






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