せっかく病気したんだから

『病気になってよかった』
って本気で思う人いるのかな?


命の大切さとか
出会い
今生きていることの奇跡


病気になったからこそ感じる気持ちというのはもちろんある。
四季それぞれの季節を深く感じたり、空や道端の草花に感動したりとか。
それはそうなんだけれども、=「よかった」と思えるまでにはある時間が必要だ。
だって、実際のところ、治療が始まれば、脱毛、白血球減少、言いようのない倦怠感、味覚の異常、鬱になる人だっているだろう。書けばただの副作用のように思えるかも知れないが、患者は書くに書けない思いを辿ることになる。襲って来る死(別れ)の恐怖に慄然としたり…。
患者の本当の気持ちは患者にしかわからないといったところか…。けれども、そのような思いは患者の奢りでもあるのか?とも思う。病気でなくても人の心底の気持ちは自分自身にしかわからない。人間は孤独な生き物だから。
………なんて思いを長い間辿るような気がする。もちろんその間、ずっと鬱々とした毎日を過ごす訳ではないけども…。
実際のところ、私自身、「ほんとにがん患者なの?」って日々を過ごしてるし。でも、そのような気持ちはいつも、心のどこかに潜んでいることは確か。この思いに蓋をしている、って感じかな…。完全に蓋がきっちりと閉まるまでには長い月日が必要なのです。
そんな中、だんだんと、だんだんと、私は独りではないんだ…と気付かされて行く。


『ありがとう』の気持ちに……。





今朝はちょっときつくて…(´Д` )とりあえず洗濯物を干し、グレイのお世話をしてる時、ふと見ると何やらポストに…。見ると…
ちゃあっっっ!!!!!内田美智子先生からの小包みが!送ってくださったのは…



このポーチに、あかぎれ絆創膏と軟膏を入れて持ち歩いたらきっと気分が明るくなるにちがいないと思ったって…(T . T)(T . T)(T . T)
そしてそして………!



先生がイギリスに行かれた時、寺院で買われ、教会でお祈りされながらずっと握りしめてらしたというクロスのネックレス!!!!!
きっと力が宿ってますって……。
せっかく病気したんだから、いいこともなくっちゃ!!って………。
どうしよう…私(T . T)(T . T)(T . T)
こんな私にそんな……(T . T)

キツくてそのままにしていた朝の洗い物を、アメイジンググレイスを聴きながら、涙、鼻水、じゅるじゅる流しなから洗った。それは、ありがとうございますと、私自身の洗礼の涙……。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…m(_ _)m何度もそう呟いていた。


ありがとうございますを何回言えば私の気持ち伝わるのかな…。
私、大丈夫…きっと大丈夫…。
先生………………(T . T)
病気にならなかったら…今日のこの思いはなかったのですょね…(T . T)




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