骨転移確定とみなし…


術後一年のPETにて移し出された黒い影。
右足向こう脛(脛骨)にかなり大きなはっきりとした陰影。
背筋が凍った。
恐れていた転移。しかも骨に?
自分の中では骨…最も怖いイメージだった。

MRIも撮ったが、所見は同じだった。当時、私が通院していた病院の整形外科には腫瘍科が無かったので、現在の病院、K大学病院の骨腫瘍科のドクターに診て頂いた。
腫瘍はあるが、画像上は良性にも見える。ただ、乳がんの既往があることと、一年前の術前のPETには写って無かったこと、良性だったら、ずっと以前からあるはずで、そうだと術前のPETに写ってるはず。この一年間で、良性の腫瘍ができ、ここまで大きくなるのは考えにくい。ということだった。しかし、骨転移は体の中心部に出る場合が多いが、いきなり脛骨とは珍しいね。と言われた。骨転移で上昇する腫瘍マーカー、I-CTPも正常だった。
そして決断の時。
転移とみなし、化学療法を行うか?
骨にドリルで穴を開ける生検手術を行い、確定するか?
そうなると、一週間以上の入院が必要だという。回復は、車椅子、松葉杖、と、徐々に…と。
セカンドオピニオンにも行ったが、生検をしないと、確定診断は出来ないが、おそらく転移に間違いないだろう。という診断だった。

痛い思いと、その間の家のことはどうするのか?
おそらく、転移に間違いないだろう、、、それなら一刻も早く治療を始めなければ、、、
私は生検をせず、治療を選択した。
骨転移自体は直接命にかかわることは無い。このことを信じて。



2006年9月、ハーセプチン、タキソール、ゾメタ投与が始まった。









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