いろいろ投与した中でも最高だった抗がん剤


なんか…
凄いタイトルですな〜^^;
これじゃあ「いろいろ食べてみたけど、これが一番美味しかったょ〜♪」なんてのと一緒だょね〜^^;
アブナイ、アブナイ…
決してそんなんではないです。

これはあくまでもあの時点での私にとって、の話です。



術後3年4ヶ月後、肝転移。
絶望の深淵に落ちた私に手を差し伸べて救ってくれた抗がん剤
そのことを記しておかねば。


それは定期的に検査していた造影CTでの結果。
異常が診られた為、さらに造影エコーを行い、確定診断となった。
その少し前から、たまに貧血のような気分の悪さと吐き気に襲われることがあった。具合が悪くなる時は決まって生あくび連発。
嫌な予感はしていた。
何らかの予知を感じるのか?結果が悪い時は検査前から胸騒ぎ、、、
でもまさか肝臓なんて。
主治医から告げられた時は
(私、もうダメなんかな………)
手足がガクガク震えた。
「まだまだ使える薬はたくさんあります。
ナベルビンという抗がん剤があります。
それにハーセプチンを併用して。
たぁさん、一緒に頑張りましょう!」と主治医。
極めつけのひとこと


「ナベルビンは脱毛はほとんどないと思います」


なんですと!?
そりゃあ決定じゃん!!!


こんな時に脱毛のことで納得するなんて、、、
どんなに脱毛で心が萎えていたのかがこれではっきり分かった。


そして治療開始。
ハーセプチンもナベルビンも点滴薬。
投与時間はハーセプチンに1時間半(これは当時で、今は安全性が確定され30分で投与可)、ナベルビンは全開(10分くらい)で。というのもナベルビンは血管炎を起こしやすいので長い間薬剤が留まらないように、一気に投与する。その後、生理食塩水を流す。


副作用は初めの頃はほとんど感じなかった。
脱毛もほとんど無く、ここに来て伸びかけていた髪が一気に復活!
CEFやタキソテール、タキソールで脱毛中はウィッグやニットキャップで、お洒落する気も失せてしまい…
普通に出歩いてたし、次男の送迎や学校行事など、普通に過ごしてはいたけど、もうとにかく脱毛だけはこりごりと思っていた。
とにかく、頭に何か被ってるのが我慢ならなかった。真夏なんか、外出していて家に帰り着くやいなや、何度ウィッグをむしり取り、投げ捨てたことか!
ナベルは脱毛しない。
これだけで一気にテンション上がった私↑↑↑


そしてそれだけではなかった。
肝心の効果だが。
治療開始後、(ナベルビンは2投1休、ハーセプチンは毎週。3週間が1クール)
1クール終了後の肝エコーで腫瘍はほとんど消失!


副作用まとめとしては投与後の怠さ。抗がん剤独特のキツさ有り。
一番厄介だったのは口内炎。ナベルビンは血管と同様、粘膜やられます。
口の中だけでなく、喉!気が狂いそうなまでの、もう何も飲み込みたくないほどの痛み…
投与する時、氷を舐めてると良かった。口内炎の出方も少なかった。売店で売ってた葡萄味の氷は必需品。
抗がん剤独特の肌の黒ずみもほとんど無し。



う〜ん………
でも、やっぱり書いてみるとやっぱりそれなりに副作用あるなぁ。。。
抗がん剤なんだから当たり前か、、、



でも、それから二年間消失したままだったのはやっばり凄いことだょね。
2010年11月に骨転移が発覚し、もう使えなくなった時はほんとうに名残惜しかった、、、
でも、その頃は副作用ばかりが目立って来たこともあり、休薬する時もあったな。


ナベルビン&ハーセプチンコンビも最強だったが、今回のゼローダ&タイケルブもこれまた最強。
どんな治療法もやってみないとわからない。
自分にピタッと合った治療法がきっとあるはず。
これからも自分の体をはって見つけて行くしか無い。
きっとある!!!
それを信じて。






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