再発した後の気持ち〜「今ここ」を生きることの大切さ〜

再発してから始めたブログ。
ここへいらしてくださる方たちってどんな思いで読んでくださってるのかなぁ。
思えば一昨年の秋。
たまけんさんの「ブログ書いたら?」のひとことでハッ!としたの。「それだ!」って思った。
何も闘病記という訳じゃなく、どんな思いでどんな事をして私の「今ここ」を生きてるのか、をちゃんと言葉にしておきたい。と思ったからだ。
果たしてそれは正解だった。
再発する前の私ときたら…
術後化学療法を終え、早く髪が伸びないかな〜なんて、それまでの抗がん剤の副作用もだんだんと抜けて行き、ホルモン療法の副作用もそれなりにキツかったけど、告知される前の生活を徐々に取り戻し、「あれは夢だったんじゃないか?」なんて思ったりもする反面、再発への不安は心のどこかにいつも潜んでいた。今になって思う。あの不安な思いこそ無駄だったって。
そして再発。
でも、恐れていたことがやって来ても、その時いったんはドーンと落ちても、人間ってすぐにピピピッと修復作用が働くものなんですね。いや、ホントに人間の生命力って凄いょ。
どんな時も生きていく力はちゃあんと備わっている。
しかしながら私の性格ときたら。
前向きに「よし!生きるぞ!」なんて思ってる反面、最悪の場合のことも考えてしまうタイプ。
それはいったい何故か?
がんになったこと、そして再発してから、
《命あるもの全てにはいつかは死がやって来る》
という事をはっきりとつきつけられた気がしたから。
それは何も、マイナスな感情からではなかった。
絶対に避けては通れないこと。
その準備が出来るのは寧ろ幸せな事なのではないだろうか?
世の中には不幸にも災害や事故や事件でいきなり命をたたれる方たちがいる。
自分の死を自分で意識し、その中で生きて行けるのはこの世で自分が自分の為に出来る唯一の大切なことではないだろうか。
そう考えた時、中川恵一氏(東大医学部附属病院放射線科准教授、緩和ケア診療部長)の「僕はがんで死にたい」と仰ることも理解出来る。



そして思うこと。
再発してない方、今健康な方も。
不安になるのは仕方ないことだけど、、、
でも、どうかその不安を吹き飛ばして!
「今ここ」を生きて!
「今」を思いっきり楽しんで!
「再発したらどうしよう…」を考えるのはナンセンス。
再発しちゃった私が言うのだからこれは間違い無い。
もし万が一そうなったとしても、生きていく手段は沢山ある。
再発した後のことは再発してから考えればいい。
どうなるのか分からない未来を案ずるのは「今ここ」にある大切なことを見逃してしまう。
本当はそれがいちばん怖いこと。
ランチを食しながら(晩ごはん何にしようかな…)なんて考えちゃうのと一緒!そしてランチの味はよく覚えていない(ーー;)
最近の私は「今たべてる美味しいランチを味わおう!」
そう思えるようになって来たの。
たま〜に悪さをするのがちょろっと顔出すけどね。(笑)
その時はみなさん、どうか私にカツを入れてください!
よろしくお願いします^^;






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