この宇宙の中で…



ある沼津の知人宅に招かれたとき、期せずして中庭にとても美しい竹林がありました。
失礼ながら彼らとの会話もそぞろに私は急いで写真を撮り、スケッチをしました。
垂直に延びる竹は、葉のかさかさという音とともに、不思議な力強いリズムを奏でていました。その不思議な垂直の力の後ろから旭日が差し、輝かしい1日のはじまりを告げる、そんな1日の朝の光景を想像せずにはいられませんでした。
竹林を前にしてそこに佇むだけで、明日へ向うエネルギーを得るようです。 釘町彰



先日、釘町彰さんの個展に行って来ました。
釘町さんは1996年よりパリ在住。東京では個展も度々のようですが、まさかここ九州で開催されるとは!
初めて直に目にする岩絵の具の自然の光…それはまるで宇宙からの光、囁きのようでもあり…
宇宙の果ての漆黒を想わせるようでもあり…
私のような凡人には到底表現のしようもない世界なのですが、、、
時として『孤独』を感じる私に、『それでいい…そのままでいい…』と語りかけて貰えているような…
そして聴こえて来るのはやはりマーラー交響曲第5番アダージェット…
限りない宇宙の気配…
この世に生きて、釘町彰さんの絵に出会えたこと…感謝します…





そして今日は長男の誕生日。
あの時、8歳になったばかりだった長男。
15歳になりました。
今日は一日中、15年前のことを想い浮かべてました。
どれだけ月日が経っても薄れることのない記憶。それはまるでつい昨日のことのようでもあり…
あの笑顔、仕草、声、どれも鮮明に脳裏に浮かんで来る。

病んでから、治療の辛さと副作用の蓄積もあり、とっさに発してしまう言葉でガラス細工のような心をどれだけ傷つけて来たことか…
今の、この思春期の嵐に悩む前に、「ごめんね…」謝って抱きしめたい気持ちでいっぱいだ。
今必要なのは、『待つ』ことなのだろうか…
思春期のエキスパート、土井高徳先生の仰る、『CCQの原則』である、おだやかに(calm)、子どもに近づいて(close)、小声で(quiet)。
思春期の子を持つ母として…私の課題です。



龍、15歳の誕生日おめでとう
この宇宙の中で、私があなたの母となり、あなたが私の息子になってくれたことは奇跡…
私のもとに生まれて来てくれて、ありがとう…



ママにべったりだったあの頃…♡

横浜にて
右が長男。真ん中が次男。
次男のことでは幼い頃から私の片腕になってくれた。






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