麻薬始めました


まず、本題に入る前に…


落ち込みまくりな状況の私に、たくさんの励ましのコメントをいただき、ほんとうにありがとうございました。
たとえ再発を繰り返しても…どんな状況でも、泣き、愚痴りながらも、
「時には辛いこともあるけど、私は元気です!」ってお伝えして行くつもりが…
ここのところ、めっきり凹んでしまい…申し訳ないばかりでした。
なのに、ほんとうに優しさ溢れる言葉をかけていただき…
読みながら号泣…独りじゃないんだって思えました。
ほんとうにありがとうございます…
そして、ここへいらしてくださってる方たち全てに感謝します。
これからもどうかよろしくお願いします。。。



それにしても全く不謹慎なタイトルですね。

いやしかし、その通りなのですょ。
月曜日。
とうとうたまりかねて齋藤先生のところに駆け込みました。
まずは肝エコーでした。
はー、ありましたょ。ゴロゴロとシコリの奴が。
医大でのCTでは小さいのポツポツだったので、あまりの成長ぶりに慄き…
しかも抗がん剤投与中なのに。
これはどうみても効いてないんじゃん!
がしかし…やはり、1クールではまだ何とも言えない、というのは主治医と同意見でした。
今まで、全ての治療で、ものの見事にCR(完全奏効)だったのがすごいことだった訳で、SD(安定)でもそれは効いている、ということ。
これからは、SDでも、万々歳だと思わねばならないのだろう。それががんと共存するということなのだから。
ああ…でも、これががんと共に生きて行くということなんだな…と改めて慄然とした気持ちになりました。

みぞおちの張り感もこれで判明した訳です。
カンプト、TS1の消化器症状も多少はあるだろうけど、やはり肝臓の腫れが原因でしょうね…と。そもそも、肝臓は再生機能が強いので、何か原因があるとちゃんと働こうとして大きく腫れるのだとか。
私の肝臓、、、頑張って頑張ってるんやなぁ…そう思うと何だかすごく悲しく、いとおしくなって…
で、寝てる時より起きてる時の方が張りが強いのは、シコリが肝臓の表面に近い為、立ってる時の方がより張りを感じるのでしょうと。
「やはり、その張り感は、とってあげたほうがいい。その方が食事もきちんと摂れるし、何より辛いでしょう?」と齋藤先生。
「それでね、コレを始めてみましょう」と言われたのがオキノーム。
通称レスキューと呼ばれる医療用麻薬です。これを大体6時間おきに服用し、副作用の出方など、調整しながら、12時間おきのオキシコンチンに切り替え、それでも痛みを感じる時にオキノームで調整する。
いやしかし…
この二つは知り尽くしている名称だったし、ブログ村でも、上手に内服しながら仕事されてる方や、日常をこなしてらっしゃる方たちがたくさんおられる。
それは理解しているのに、やはり実際自分が使うとなると、一瞬怯んでしまいました。
医療用麻薬は、ものすごい耐えきれない痛みがあり、末期状態で使うイメージが払拭出来ず…
「まだ張り感だけなので、今使うべきなのか?」
という思いがどうしても出て来…
そこからまた質問と、そういった自分の気持ちも全部お話しました。
先生は『麻薬』という言葉は会話には一切使われませんでした。ただ、
「医療用麻薬は必要としている方には必ず役に立ちますし、副作用も出ません」とキッパリ。そして私のうだうだに、全てメールでも対応してくださいました。
まず、
『痛まない身体を維持しないと、癌の治療も継続できなくなりかねません。とにかく食事が入る身体の状態を維持したいと思います。
痛みがなくても、張った感じも身体はストレスと受け止めます。
ストレスを24時間感じている身体は、やはり弱っていきます』

いやもう、これですんなり納得でした。
自分が自分の身体でもって受ける治療は、やはり完全に納得して受けたい。という私の思いも、ちゃんとご理解していただいてるのだと思いました。

がんの治療において。
緩和ケアは必要不可欠です。
これは何も末期だからではなく、初発の段階からです。
そして、これは私の場合ですが、その私にとって「いちばん要な部分」を主治医に求めることは出来ません。
何故か!?
う〜ん…それは、まぁその…
相性とかもあるのだと思います。
主治医はあくまでも、がんそのものの治療を共に頑張って行く人。
齋藤先生や恵紙先生、藤木先生は、
痛み、心の苦しみ、生や死について、嬉しいこと、哀しいこと、辛いこと、そのようなことを全て話せて聴いていただけるドクター。
このバランス。
これってがん治療において、いちばん大切なことだと思います。


と言う訳で、オキノーム2.5mg、始まりました。
効果、副作用についてはまたいずれ…。










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