人生を引き受ける - 明日に架ける橋〜がんと私…今ここ日記〜

2013年・1月8日・火曜日
次男が施設に入所しました。
その日は朝からバタバタ。
もう長い間、まともに外にも出ていない。ほぼ一日中、大丈夫だろうか…
オキシコンチン飲み、レスキュー（オキノーム）までしっかり持って。
これで大丈夫大丈夫。

そして午前中、ちぐがずっとお世話になっている医療センターへ、健康診断をしてもらいに。
その後、いったん家に戻り、
いよいよちぐの出発の時。
荷物いっぱいの車の中で、溢れる涙で、何を考えていたのか…思い出すことも出来ない。
ちぐは助手席に座り、ご機嫌だった。
着いてからは、再度いろんな説明や、山のような書類の書き込みやなんかで、気付けばもう４時をまわっていた。
それから学校へ移動。

「お母さん！大丈夫！？車椅子、乗らなくていい？」
なんと、出迎えてくださったのは、今まで通っていた学校の小学部でお世話になった先生だった。
三年生の時の担任の先生も。
全然知らない中に行くんじゃなかったょ。
中学部の先生方もたくさん来ていただいていて…
これからの学校生活、きっとまたぐんっと成長してくれる。そう確信しました。
ちぐのこと、いろいろお伝えして、学校出て、園に戻ったら、みんなもう夕食中でした。
こんな大勢の中で大丈夫かな…
と思いつつ、チュンと座って食べ始めたちぐ。見ると、もうほんとにベストな加減の刻み食で、これまたひとつ安心出来ました。
両手をひらひらさせながら、とっても美味しそうに食べてたちぐ。
その間に、そっと園を出ました。
もう涙涙で…
ほんの昼まで座ってた車の座席にもちぐの姿はなかった。
夫とも何も話さなかった。

ちぐ…
普通なら、いきなり一人で知らないところにおかれたら、どんなに発狂することか…
ちぐは全て分かってる。
そして、ちゃんと人生を引き受けてるんだ。自分自身の人生を…
またちぐから教わりました。

私は私の人生を引き受けてるのかな