私の肝臓のこと


肝転移から4年…
転移発覚の時はマーカーも上がらず、これと言った症状も無く、ただCT画像でポツンとひとつ、不気味な黒い影があっただけ。
ナベルビン、ハーセプチンでCR。それから二年、治療を続けた。
この治療は一番ストレスを感じていた脱毛も無く、それまでうけてきたCEFやタキサン系の副作用よりも、ずっと軽く、私には合ってる気がした。が、二年も続けていると、だんだん怠さや酷い口内炎などの副作用も蓄積され、辛くなって来る。
その頃(ブログを始めた頃)、骨転移発覚。肝臓はCRを保ってくれていたし、骨への放射線も始まるのでナベルビンはストップし、ホルモン療法タスオミン、ゾラデックスにハーセプチンをプラス。
そして2011年9月、肝転移再発。
ゼローダ、タイケルブ開始。
この治療もすぐさま威力を発揮してくれ、CR。一年間続けたが、昨年の夏くらいからCEAが徐々に上昇。それまで振れなかったマーカーが上昇を始めた。
それだけがんの威力が増したということか。
そして始めたカンプト、TS1。
これが効かなかった。私のがんには合わなかった。一気にPDとなり、肝臓全体に多発。
これが昨年の年末。
肝臓は沈黙の臓器と言うが、この時の最悪さはこれまでに書いた通り。
怠さ、張り感。食事も入らない。
このまま動けなくなったらどうしよう…死が迫り来ることへの恐怖。
あんなに一気に進行するとは…。
今、アブラキサンで症状は抑えられている。
でも、これもいつまで続くかは分からない。薬剤耐性は必ず起きる。
怖い…
これまでとはわけが違うということくらい、自分の体がいちばん感じていることだ。


でも、だからこそ「今」を生きるべきではないのか。
まだまだやりたいことはたくさんある。やらなければならないことも。
まだ見ぬ未来のことなんて、誰にも分からない。



これからのことを考えると恐怖と焦りで身動きが取れなくなってしまうけれど…
でも、今日を生きることが出来た。明日もきっと生きている。
辛い化学療法だけど、あのどうしようもなかった張り感から救ってくれた。
そしてそれは間違いなく延命に繋がってるはず。


思うようには動けないけれど、、、
「今」ある命に感謝して、そして動けるうちにやらねばならないことを。
なかなか直視出来ないことだけれど、心にとめて、一日一日を大切に生きて行こうと思う。









そして今日はバレンタイン
何日か前からウキウキとチョコ作りを始めた娘。
聞くと、男子にあげるわけでは無く、友チョコなんだって^^;
胸がキュンとなる男の子にあげるチョコ作りをする娘の横に寄り添えるように頑張って生きなきゃ。。。













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