ガンマナイフ実施 2

8月8日・木曜日。
ガンマナイフ治療の日。
内臓の治療では無いので、朝食、昼食、夕食と、病院食はそのまま。間に何かを食べたり、飲んだりも自由です。
朝食後、9時を過ぎた頃、部屋に看護師さんが来られ、


「これからガンマナイフ治療に入ります。まず、肩(に近い腕)に皮下注射で麻酔を射ちます。少しボ〜ッとして来ると思います。かなり痛いと思いますが我慢してくださいね」


乳がん手術は左なので、採血、注射、点滴、血圧計りなども全て右手から。
7日(前日)にMRI撮った時に造影剤を入れる為、右腕の手首より少し上からルートをとっていたのだが、MRI終了しても、ガンマナイフ後に頭蓋内浮腫を起こす為、その治療でグリセレブ点滴静注(200mL)が行われる。なので7日からルート抜かず、ロックしたままだった。
右腕肩辺りから麻酔(痛かった!)をしてすぐ車椅子でB1のガンマナイフセンターに移動。
すぐにビスを射ち、フレームを頭部4ヶ所にスクリューで固定したまま治療を待つと言う。
私の前に1人治療される方がおられるのだ。
毎日がこの様な状態だという。ガンマナイフ治療者がどれだけいることか。
ガンマナイフセンター治療室に入るやいなや、頭部4ヶ所に局所麻酔注射開始。
その麻酔注射がまず痛い。4ヶ所も!
が、しかし。その先が問題でした…
その4ヶ所の麻酔注射の位置に、まずビスを固定。そのやり方が…
ネジを手で固定、などでは無かった。
ビスの固定は電動によるドリル?スクリューで固定。
麻酔しているのにその瞬間の痛みと言うか、その音の大きさに対して
「なんや?こりゃ〜!!!」
自分の頭にビスセッティング!?それをされる不思議さ。
4ヶ所のビス固定の瞬間が終了後は痛みは無く。
ん〜、これも不思議…
セッティングはあんなに痛かったのに?
顔(頭)の周りを囲んだかのように、フレームがビスにて固定された。
ビスでしっかり固定されたフレームは触れてもビクとも動かない。
それ位、4ヶ所のビスが頭に突き刺さってるんやな…。
う〜ん…スゴイ…


(↑この写真はパンフレット。私本人では無いです。こんな髪無いんで…)


勿論、セッティングした時はカツラも取り、バンダナすら着けられず。
フレーム固定の上からバンダナや帽子など被ることは出来ない。
そこで言われた事が………


「では、治療開始までまだ時間がありますので、このままの状態で車椅子でお部屋に戻りますね〜。
ビスで固定されたフレームしたままの状態で昼食食べられて結構ですので。
口の前にフレームがあるのでちょっと食べ難いかも知れませんが^^;」


(食べていいのは嬉しいけど、え?え?え?
このままの状態で車椅子で、B1のガンマナイフセンターからエレベーターに乗って廊下も通って6階部屋に連れて行かれるワケ〜!?
えーーーーー!?このカツラもバンダナもせずフレーム固定した頭を丸出しにして〜!?)


しかし…。
何気に麻酔はボ〜ッと効いたままなので、そう言うことも出来ず、意識もボ〜ッとしたままで、結局6階部屋まで連れて行かれました…((((;゚Д゚)))))))
一体何人の方に目撃されたでしょうね…(-。-;
まぁでもガンマナイフセンターありの病院だから見られた方も、何が行われているのかは理解して頂けたとは思いますけど。
しかし…はぁ……………↓↓↓↓↓
いやいや。
ガンマナイフを行うということに集中しないといけない!
という思いで部屋で昼食を御飯以外は殆ど完食。
口の前を、写真の如く太いフレームが通ってるので食べ辛いのなんの…
でも、麻酔で意識は何と無くハッキリしないまま食べ、少し待つと、

「では、ガンマナイフセンターに戻りましょう」

と、またそのままの状態で車椅子でB1まで〜〜((((;゚Д゚)))))))
仕方ない…。

そして着くと間もなく、横になり、CTやMRIと変わらない機械に入って行く。



あ。
1つだけ違うセッティング。
頭の部分がパダワンです。201個のガンマ線を浴びる訳なのでね。


そして30分置きくらいにウィーンと機械が出て来、頭の位置が微妙に変えられる。
そしてまた入って行き…
1時から始まり、終了は4時でした。
3時間もかかったということですね。
私自身は麻酔で熟睡はしていないのだけど、何と無くボ〜ッとした状態だった気がします。



そして終了後、車椅子に乗り、そのままの状態でフレームの4ヶ所のビスをスクリューで取る。
そのドリルが回るようなあの凄い音!
ヒィ〜〜〜!!!
また取る時は凄い痛みでした(泣)
でも、取ってしまえば何とも無く、消毒され、注射のあとに貼る大きいテープを貼られる。
それで終了。
センターの医師は主治医以外は若い男性医師が数人。(う〜ん…ちょい恥ずかしい…)
「では、お疲れ様でした」
「ありがとうございました」
と、すぐに車椅子で部屋へ。
終了後は持って行ってたバンダナが着けられて良かった〜!




終了後、ベッドで休んでると夕食の時間。
夕食も普通に食べるのです。
この治療日も食事が普通っていうのが驚きと言うか嬉しい事ですよね。


いつも飲んでる薬も普通に飲めます。オキシコンチンやなんかも。
食事、薬と全て普通です。


そして前日、造影MRIの時に刺した針をロックしていた所からグリセレブ点滴静注200ml(頭蓋内浮腫に対しての)が始まる。夕方、翌日の朝と2回。
ガンマナイフ後、頭蓋内が浮腫を起こす為らしい。


終了後は「やった…無事終了…」と思っていたんやけど、夕方遅くからビスの辺りの頭痛が…
夜になると、頭痛に加え、吐き気まで…
なので10時半くらいに痛み止めと吐き気止めをロックしていた部分から投与してもらう。
少し我慢したら効いて来てマイスリーも飲んで寝る事が出来た。



治療後、主治医から説明も受けた。


コレはまさにパダワンみたいなセッティング…何か実はちょっと楽しみな私←オカシイヤツなんやろね(汗)

(あ。コレは↑私の画像ではありません。パンフレットに載っていた写真です)
1番大きい腫瘍は左目奥、こめかみ奥辺り。(脳の真ん中に近い辺りか?)
進むと目に症状が出たりする場所のようだ。
口の左、左顎辺りに痺れが出てたのもそのせいかも。
あと、小さな小さな3つも左の脳。1つだけが右の脳だったようだ。
治療後どうなっているのかはMRIできちんと見て行かねばならない。
今後の新たな転移を早く発見する為にもね。





これで一日のガンマナイフが無事に終了。
転移性脳腫瘍複数の治療を一日で完了。
しかも本人もそう痛みや辛さも無く終了。

次々と新薬が登場する抗がん剤も凄いけど、脳転移の治療であるガンマナイフ。
自分自身の体験後、凄い事だと思えた。
脳転移も「あぁ…もうダメだ…」と思うのは「ハァ!?」と思うようになって行く事なのかも知れませんね。
生きる時間を保つ治療法である事は確実です。



ガンマナイフで1番多い治療、
73%は転移性脳腫瘍。(やはりそうか…)
6%は髄膜種
4%は脳動静脈奇形
4%は神経鞘
3%はグリオーマ
3%は下垂体腺腫
2%は三叉神経痛
5%はその他 でした。




さて。
治療を無事に終了し、退院日の事はまた明日。。。




あぁっっ!!!
うっかりするところやった!明日は医大日なんや!
ガンマナイフの結果も持って行かなければ。
(は〜、5個にも増えてたゾという事、どう思われるのかしら?!)
私も言う事はキッチリ言わせて頂きます。
ガンマナイフの事。
そして肝臓治療をどう持って行くか?
この事をハッキリ決める時なのです。
腫瘍マーカーの結果も凄く気になるところやね。
ハラヴェン中止は確定でしょうね。
なので、8月末ペルツズマブ、11月のT-DM1までをどうやって繋ぐのか!?
多分アバタキになると確信してる。
あ〜、それどころかランマークも打たねばならん!骨の為に。
もう一体私、どんだけ転移しまくりなんや〜×××××××
とにかくマーカー詳しく聴きたい!
う〜ん…
明日はまた大変な一日になりますな…








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