最新の治療と、いつかは来る日の準備と


土曜日、夫は出勤、長男は午前中学校で私もいつも通り起きて朝食の支度。
いつもは夕方がレッスンの娘のピアノ、今回は午前中だったので送って行き、車の中で読書しながら待つ。帰りにお昼のパンを買って帰る。
買い物でウロウロもしていない、ただこれだけのことなのに疲れてしまい、帰り際には凄い怠さに襲われる。
案の定、熱を計ると37.7℃。ここのところくしゃみがよく出てたから風邪か?それとも腫瘍熱か?怠くてすぐ横になる。
娘は私の布団の横で小麦粉を捏ね、粘土にして遊んでいたが、何時の間にかうたた寝してしまった。私もそのまま夕方までウトウト…
とにかく最近眠たくて仕方ない。



そして今日は雨模様。
降ったり止んだりの一日だった。
強風の豪雨では無く、しとしとと降り続く。その軒下に滴る雨音を聴きながらふと思った。
これから先、だんだん動けなくなって行く私は果たして幸せなのだろうか?幸せだと感じるのだろうか?
それを少しでも遅らせる為に治療を続ける訳だけど。


先日の記事で肝転移をしてからの治療歴を改めて見てこれは本当に私が、私自身がこの身体で受けて来た治療なんだ、初めて化学療法を受ける時、手術より何よりあんなに抗がん剤を使う事を恐れていた私が…これも慣れのようなものなのか?そう思うと恐ろしくもなる。
勿論、その時のベストな治療法を選択して来たし、後悔もしていない。
何と言っても投与後みるみるうちに消えて行くがんを目のあたりにして(がんの芽は全身に広がっていたとしても)、医学の進歩を垣間見た気がした。実際、抗がん剤が無かったら、とっくにこの世にはいなかっただろう。
だが、ひとつの治療期間が短くなって来ているのは確か。癌細胞が薬剤に耐性を持って来たからだ。
果たして次のパージェタはどれくらい効いてくれるのか?カンプト+TS1の時みたいに効かないということだってあり得る。
それからどれだけ生きられるのかは分からないが、そうなる前から考えておかないとな…と。
いよいよ病状が進んでからだと、やりたい事どころか、動くことすらままならなくなる。これは昨年末自ら経験済みだ。
とにかく、体力。
治療に耐え得るだけの体力だけは保たねばならない。

どんなにしんどくても、T-DM1を試すまでは死ねない。



明日に向かっての治療に挑みつつ、いつかは来る日の為の準備もやっておかなければ。




庭の片隅に咲くサンパラソル。花言葉は「固い友情」「固い約束」
どんな時も凛と生きて行きたい。。。






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