ほんとうに大切なものは目に見えない


宣告とも言える日(いや、確実にそうだろう…)から三日が経ちましたが案外落ち着いています。
と言うより、普段と全く同じです。三連休で皆んながいたからかも知れないが。明日から昼間また独りになるとうるうるうるうるとなるかもやけど…。


がしかし。
ほんの少しだけど私なりに考えてみたことがある。
自分の命がいくばくも無い。
それは即ち家族や親や友人や今まで出会った人たちとの今生での別れを意味する。
でも、ずっとずっと昔から想っていたこと。
星の王子さま


『ほんとうに大切なものは目に見えない』



と言うこと…。
個体としての、生命体としての命には100%限りがある。
そう考えた時、
何日か前の夜。
7時と9時に星の観察の宿題で娘と2人、外に出た。娘は星の位置が描かれている透明のシートとノートを持って。
真冬の南東の夜空にくっきりと輝くオリオン座を見つけた。
あんなにはっきりとその通りの位置に見たのは娘にも私にも初めての事だったので2人で手を取り合って喜んだ。娘は興奮気味に何やらノートに書き込んでいた。


つまりはそう言う事だ。
私の命がどうなろうと、この煌めく星空は永遠に輝いていて、子供達はどんどん成長し、そしてある時ふと見上げた夜空の星を見て、
(あぁ、10歳の寒い冬の夜、ママと手を繋いで星を見たなぁ…)
という記憶はほんのひとかけらの輝きとなって心の何処かにずっと在るんじゃないかなぁ…と。(いや、そうであってほしいなぁという私の願いですが…)




そんなこんなを妄想していたら、
(むむっ…これはうだうだと泣き暮らしてはおられんっ!)
と。
金曜日、主治医からのお告げの後も、持って来た弁当を(うまい…)と食べ、その後考えたことも、(今日もかなり遅くなりそうやけど夕食どうしよう…)だったではないか。


あぁ、私にとって『生きてる』ってこういう事なんやなぁ…。
と思う。



何気ない日常…。
これがいちばん大切なんだ、と。




治療を続けるにしろ、この先どうなろうとも、私が私でいる事が出来る、ずっとずっと子供達のお母さんでいる事が出来る道を選択して行こうと思う。
モノを遺すとか、そう言う事では無く、
目には見えない大切な想い出をたくさん作るために。






今日は成人式。
友人の長男がハタチになった。
送って来た写メにはかっこいいスーツを着て凛!と立つ姿が。
きみきみ、鼻の頭に白いプチがついた産まれたての姿を私は知ってるんだょ。「たぁちゃん、たぁちゃん」って笑って呼んでくれていたちいちゃい頃も…。
子供の成長って凄いなぁ。
いろんないろんな出来事や想いを経験して、こうして立派な大人になって行くんやなぁ。。
私は長男の成人式には……。
……とかは考えませんよ!ぷるぷるぷる…。
とりあえず、3月の修学旅行の準備は絶対にしてあげなくちゃ。いや、する!!!
毎日の生活、一日一日を大切に生きる!
何事もひとつひとつやもんね。













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