人は逝っても生き続ける


8月14日・日曜日。
耶馬溪に行って来ました。
一年前のこの日、耶馬溪で「いのちのちから」と言うイベントが開催されました。
「私」という人生のさらなる繋がりはこの日から始まったと言っても過言ではありません。
フクイユキさんとの出会いの日でもありました。
そのフクイさんが、3日に天国へと旅立たれ…そして14日、フクイさんのお店、
Galerie Poodlianが、一日だけOpenされることになったのです。豆岳珈琲さん主催です。
「8月14日は、「いのちのちから」を行ったユキちゃんにとって、すごく大事な日。この日に開けることが今、私たちがユキちゃんのために出来る唯一のことだと信じています。」と…

豆岳さんからご連絡をいただき、もちろん行く予定でした。ところがうちでは金曜日に次男が発熱。でも、その熱も一日で下がり、行くことが出来ました。
《ちゃあんと成るようになっている》
のですね…。


その日は朝から雨模様。
去年、改装前の旧、平田郵便局を見せていただいた時とは目を疑うほどの変貌でした。
レトロな旧、郵便局の中は、ユキさんらしい、ほんわりとした優しい空間…そのどこを見ても、ユキさんを感じることが出来るのでした。
私は昔っからいつもそうだ。その人が、「ここ」にいた時のことを憶う。そうすると、その人は、ほんとうに今も「ここ」に居るのだ。
テーブルにも、小さな階段にも、展示された雑貨の、ひとつひとつをあの柔らかな優しい笑顔で説明してくれるユキさんが居た。その空間が、窓からふっ…とそよぐ山からの風が、全てがユキさんだった。


「どこにもいないのではない。
どこにもゆかないのだ。
いつも、ここにいる。」


長田弘さんの詩がまた過った。



「先のことはまだまだわかりませんが、ユキちゃんのやりたかったこと、表現したかった空間、これをずっと繋げていくことが私たちの使命だと思っています」
と豆岳さん。
悲しみの中でも、そうやって一歩を踏み出され、行動されるところ…ほんとうに素晴らしいと思う。
ユキさん、よかったね…ユキさんのまわりにいた人たちみんながユキさんのこと想っているょ。




「死ではなく、その人が
じぶんのなかにのこしていった
たしかな記憶を、わたしは信じる。」









中のお写真は撮っていません。
心の中にだけしまっておきたかったから………

ユキさんに会いに来たお方がここにも………


そして山の中に佇む豆岳珈琲

雨の豆岳さんも何とも言えません……
ここにいると、全て無になれる。
病んでる私ではなく、私の中の私に還ることが出来る……


いつの日か、私が天国へ逝ったら「たぁの木」をここに植えさせてもらえないかなぁ…
豆岳さんにお願いしてみよう………





豆岳珈琲店のわんちゃん。モチ。
何故か?ちぐのそばに……(^^)




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