bone meta

「残念ながらやはり、骨転移のようです」
先日のMRIの結果。放射線科からの報告書に[bone meta]の文字がすぐ目に入った。
九月末のCT結果が良く、ナベルビンをストップし、
ハーセプチンのみの治療を続けていた。
でも、骨転移はナベルビンをストップした後に出たものではない。もっと前から、あったはずだ。とするならば、もうナベルビンは使えないのか…?と、すでに頭ではそんなことを考えていた。
とりあえず、木曜日に、放射線科を受診することとなった。
紹介された淡河先生は、あろうことか、銀杏の実をくれた友人の親友なのだ。
なんというご縁なのでしょう……
今日は、いつもは、前向きな私も、
さすがにまいりました。でも、がん患者で、再発を告げられ、すぐに、明るく前向きにとらえることが出来る方がいらっしゃるのでしょうか?もしいたとするならば、一度お目に掛りたいものです。
案の定、私、齋藤先生(コラム「生きてる…」No15参照)に、「…私も末期に突入したのですね」……送信してしまいました。
すぐに返信が…!
「 何を根拠に末期だと、誰が判断するのかしら?と私はいつも思います。骨転移=末期でもないと思っていますが。あなたと娘さんがひいた御神籤の通りに、腰を据えて毎日を生きて行きます。治療と生活ともに大事に考えて行きましょう。」
今まで何度絶望感を味わって来たことでしょう……。
その度、這い上がって来ました。
色んな方々に支えられて。
でも、自分の心だけは、自分でしかコントロールする事は出来ない。
見てて下さいね。今日はニヒルどん底だけど、必ず這い上がりますから!



自閉症の次男はいつも棒状のものをくるくる回している。そうして気持ちを落ち着かせてるのだ。
あまり視線は合わせなくても、手を繋ぐときゅうっと握り返してくれる…