骨シンチ検査日


病院に来ています。
検査です。骨シンチグラフィの。
PETやCTと同様、何度もしたことのある検査だけど、もう長いことしていなかった。
骨シンチは、核医学検査のなかでもよく行なわれる検査で、X線検査がとくに骨の形を見るのに適しているのに比べて、この検査では、骨の形には変化が見られない病変や骨折などを写し出す事が出来るのが特徴です。
病変や骨折の部分にとくに取り込まれる放射性検査薬(RI検査薬)を用いて写真を撮り、その部分だけが濃く写っていることで、病変の部位がわかるのです。
はぁ…………
しかしながら…でました。放射性薬剤…
また被曝ですかぃ…
全く…今後の治療の選択に必要な検査とはいえ、ほとほと嫌になってしまう。
しかもこの検査。
PET、CT、MRIなどより、おそろしく時間がかかるのだ。
まず、10時前に病院に行き、放射性検査薬を静脈注射。
で、薬剤が充分に骨に取り込まれるまで約三時間放置。
その後、撮影に一時間弱。
もう一日がかりですょ。と言うか、お迎えに到底間に合わない。
検査日時が決まった時点で、担任の先生にその旨お伝えしたら、
「大丈夫ですょ。時間は気にされないでください」
とのお返事。あぁ…ありがとうございます(涙)。
闘病するにはちゃんと時間を段取る必要があり、それにはやはり周りの方々の協力無しではやって行けません。
みなさん、本当にありがとうございます。


で、注射をされ、はて…?
三時間以上もどこで何すればよいの?
以前、検査した時は、「三時間もボケ〜ッと病院で何するょ?」と、早々、一度病院を出ましたが、それはそれで何が出来るわけでもなく…撮影時間に遅れられないという思いがあり、結局落ち着かず。
今回は院内で過ごす事にしました。
久しぶりに院内のドトールへGO!
読書したり、ネットサーフィンしたりであっという間に時間が過ぎ…
いざ、核医学検査室へ。
CTやMRIと違い、ピアスも下着も外さなくてよく。スタッズだらけのベルトだけは外してくださいと言われる。
検査開始。約40分程かかるらしい。
骨シンチの機械は、PETのとよく似ている。PETのドームがそのまま小ぶりになった感じ。
一つ違うのは、上から壁のように機械が迫って来ることだ。顔の上の時など
「ちょっと!待ってょ、潰されるぢゃん!」って叫びたくなる。じわじわと壁が下りて来て、まさに、鼻の先から1cm位上のところで止まる。以前撮った時の記憶が蘇り、「何これ、何これ、何これ〜〜〜!」体は動けないように、マジックテープで固定してあるし、もし今、大地震でも起きようものなら終わりだょな…なんてことまで過ぎってしまう。で、ベッドが微妙に動いて行く。気づかないくらいゆっくりゆっくり…。足先まで来ると、技師の方がいらして、「壁」のセッティングし直し。
「もう一つメニューがありますので、あと少しかかります」
あーた、………メニューって………(・・;)
と言うわけで、今日も俎板の上の鯉状態の骨シンチ、無事終了。
時間もいつに無くスムーズに行き、お迎えも大丈夫でした(^^)
今日は体内に取り込まれた放射性薬剤を早く排出させる為、たくさん水分を摂らねばなりません。



核医学検査室は外来や病棟とは別棟。
離れにあります


骨シンチの機械。
PETよりかなり小ぶり。
手前に見えているのがベッドで、撮影時はベッドの位置が上がり、上下の機械の間に挟まれる感じになり、少しずつ移動して行く。
上の機械がまるで体を圧縮するかのようにギリギリのところまで迫って来る。



核医学検査室に行くまでの長い廊下に貼ってあった院内学級の子供達が書いた言葉
胸が詰まりそうだった