最後の夜…眠れない!

秋が終わりを告げ、冬へと移行するいわばあいまいなこの季節、それはそのまま移ろい行くということ、つまり時間の流れを感じる、自分自身が時の変化の中に身を置いているということを実感する時です。
移ろい行くことは儚い。その儚さは、木々が風に揺れている様子を見ている時に感じることがありますが、儚いということは、そのまま貴いということでもある。
今自分が見ている風景は刻々と変化し、もう二度と見ることのできない風景でもあり、二度と同じ瞬間はありません。その意味では、この1枚は秋の終わりを表すと同時にこれからの全ての季節の到来をその循環そのものを示唆するものでありたいという願いが込められています。 釘町彰






11月に入りました。
昨日から冬の到来を感じる寒さで、早くも暖房や、ヒーターをつけました。
今からこんな風じゃ真冬はどうなることか…ヽ(´o`;
若い頃は冬と言えば身も心も凛となるようで、北風の吹く中、颯爽と歩いてたものですけどね…。
今では暑いのも、寒いのもこたえます(泣)


さて。
三週間の(タイケルブにおいては二週間)休薬期間を終え、いよいよ明日からまた抗がん剤投与が始まります。
あんなに無治療が不安とか言っておきながら、今は「あー、やりたくね〜」って思いでいっぱい。なんとも身勝手なもんです。
でも、主治医も仰ってたように、ほんとに抗がん剤って二週間で抜けるものなんですね。
いつも鉛を背負ってるかのような怠さも、口内炎も気付いたら凄く楽になって来てる。何といっても、あのしつこく治らなかった肉芽までも、ちょっとマシになって来て…。


あ〜、抗がん剤してなかったらこんな感じだったんだなー


と感じる日々。
でも、胸と胃のあたりの違和感はやっぱりある。
抗がん剤が抜けるということは、すなわちがんが復活して来るということでもある。
最近、ここ二三日、何だか軽い頭痛までして来て…齋藤先生に処方して頂いてるCMCPで何とか大丈夫みたいだけど…
タイケルブは分子が細く、脳関門を通過するので、脳転移にも有効、と聞いたことがあるが、そのタイケルブを中止したことにより脳にも…?なんていたらぬ思いがちらりと過るも、あーだめだめ。と打ち消しています。




あぁ、、、
もうこんな時間。寝なきゃな…
これから先はもうずっと切れることなく抗がん剤投与で生きてくことになるのだろう。
抗がん剤無しの最後の夜だと思うと…
あー、

やりたくない、やりたくない、やりたくない………!!!

…………………って…いかんいかん。

いつに無くぶちまけすぎてしまった。
何なんやろ…弱ってんのかな、アタシ。。。
これじゃまるで悪あがきみたいじゃん!
使える薬があるというだけでも感謝しないといけないのに。
今夜の私。
許してください。
明日からは気持ちを入れ替えて頑張りますから。








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