新たな転移


あ。
おはようございます。
重病人がまたこんな時間に…。お前は大体からして自覚が足りん!
とお叱りの声が聞こえそうですが。
夕食後ちょっとしてから今まで、爆睡してました。
で、目覚める前、寝が浅くなってる時夢を見た。
先日、10年ぶりに若きし頃の夫ハーレー仲間と再会したからか?昼間、夫とちょっとだけそういう昔話をしたからか?
どういう内容かというと、私がハーレー仲間の間でヒロインになってた!
……アホか!?(笑)



スミマセン。
変な前置きは止めて…。
絶食となった28日以降位からのうる覚えの記憶を辿ってみたいと思います。


胆嚢炎の為の強い抗生剤の点滴と、絶食により、熱は段々下がっては来ていた。でも、まだ意識は何と無くぼーっとした状態。
そして主治医から輸血が必要な事を聞かされる。
昨日、採血結果を見せていただいて驚愕した。
1番低い時のヘモグロビン値が、5.9(基準値11.5〜15)
血小板値、29(基準値120〜350)
よくこの状態で生きてられたな、と思う。看護師さん曰く、
「貧血により、酸素も上手く脳内を循環出来ず、高熱、更に肝機能なども低下し…、とにかくいろんなマイナス要因が一緒に出たんでしょうね…」と。
今は貧血ももうちょっとで基準値に入ります。
明日朝の採血結果がどう出るか。
それもこれも、どなたかが分けて下さった血液のおかげです。
誰かの生命が私の生命を救ってくれ、今、まさに私の中で生きている…。
自分が体験したことにより、改めて献血の意味や、いろんなこと、考えさせられました。



そしてもう一つ。
入院翌日からずっと悩まされていた首の痛み。
まだT-DM1投与前で、てっきり寝違えたと思った私は枕を替えてもらったり、熱いジェル状の敷きパットで温めたり、逆に氷枕をしたり、ありとあらゆる事を試したが、痛みは一向に引かなかった。オキシコンチンやオキノームにロブまで飲んでいるというのに!


何かがある。。。



また感じた。
先生もずっと私が痛みを訴える事、更にはこの状況を懸念されての事だろう、3月6日の夕方、頚椎の造影MRI検査を受けた。果たして結果は


脊髄転移であった。


首への骨転移だと予測していた私。
予測は外れてしまった。
その場でストレッチャーに寝たまま放射線科のドクターの説明をお聞きした。
脊髄はあらゆる重要な神経が集まっていること。
腫瘍がじわじわ大きくなり、神経を圧迫すると、そこから下(つまりは首から下)が不随になってしまうこと。なので、治療を急ぎましょう。
放射線照射は10回。明日、7日から始めます」



病室で待っていた夫、長男、娘にも、主治医が告げて下さった。
お母さんは今、こういう状態で、それを治す為にこういう治療をします。分かるよね。みんなで頑張りましょう。このような事をおっしゃった。


少しして夫が部屋を出た後、娘が私の手を握りしめ、はらはらと大粒の涙をこぼして泣いた。
その娘と私の手を上から包むようにして長男が両手を乗せて涙を流していた。
3人で、黙ってこぼれ落ちる涙はそっちのけで泣き続けた。



「頑張って…!」



長男の声が夜の静かな部屋に響いた。







✴ 雨音が聴こえます…。ハッ!空が光った。雷が鳴ってます。
このままだとまたいつもの物語妄想が始まりそう(笑)
眠剤飲んで寝なくては。

そしてそして!!!
このブログを読んでるか否かも聞いた事なかったのですが、長男が記事を書いてくれてました。
嬉しいっ!!!(泣)
皆さん、長男共々、どうかよろしくお願いします!








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